もっときみに堕ちてく

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だから私はメイクする

 

 

 

 

テレビ東京で10/7から放送されていたドラマ、

『だから私はメイクする』

 

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アカリン先生が出演するということで見たいなぁ〜と思いつつ、放送をすっかり忘れていた(←)のでparaviにお世話になって全話見ました。今回はその感想だったりわたしの話だったり………。(※若干のネタバレあります。)

 

 

このドラマのあらすじは

メイクを通して浮き彫りになる「社会」や「自意識」と戦う女性たちの悲喜こもごもを描いた物語。毎話、様々な女性の「メイク」にまつわるエピソードが繰り広げられます。
自分のメイク道を極め続けるうちにあだ名が「マリー・アントワネット」になった女性、職場の男性たちからされる「見た目へのアドバイス」にうんざりしている女性、仕事で多忙な日々を送る中で自分を奮い立たせるためにコスメに大金を投じる女性など、人それぞれの「メイクをする理由」を描くことで現代をたくましく生きる女性たち(時に男性も)の様々な姿を映し出します。
(公式HPより)

とあるように、毎回様々な人々のメイクや美容にまつわる話が繰り広げられる1話完結の30分ドラマです。

 

原作本もありますが読んだことがなかったので、アカリンが出演することと夜中に撮影していた(アカリンがYouTubeで言ってた)ことしか知らない状態で見始めました。「まぁ部屋の片付けしながらでも見るか…」と再生して5秒後、テンション爆上がり。NARS、YSL、CLARINS……出てくるコスメが全て実在するもの、品番なんです…!しかもデパコスだけじゃなくてプチプラから韓国コスメ、B IDOLまで…!たまにドラマって似たような名前のものにしたり、実在しないものを使ったりするじゃないですか。でもこのドラマは登場人物たちが実在するコスメの話をしたり、使ったりするんです。だからドラマを見ながら「あぁそれいいよね…!」「わかる、そのコスメは良い……」ってひとりごとが止まらない!(笑)

 

そしてストーリーもすごくおもしろい。毎回様々な登場人物が出てきてそれぞれの性格や好み、環境によってメイクをする理由やその背景があるのですが、共感できる部分もたくさんありました。

 

例えば、2話の主人公:奏子が"推しのアイドル"に対するときめきを思い出すために、そのアイドルのメンバーカラーであるピンクのネイルをするシーンがあるのですが、ピンク色に染まった自分の爪を見て「○○くんのピンク…!」って嬉しそうにするんです。

……その気持ちすごく分かる。

わたしも現場前に「正門くんの青♪」とか言いながら青のネイルをして、仕事中に自分の爪を見てテンションが上がる時があります。共感しかない。

でもネイルって絶対に必要なものではないし、わたしの話で言えば正門くんの視界にわたしのネイルが映るなんて無いに等しいじゃないですか(って書いててちょっと悲しくなってきた)。でも神崎恵さん演じる、BAの熊谷さんが奏子にネイルを施す前にこう言うんです。

 

「わたし(自分)を元気にするために、わたし(自分)に手間をかける時間は無駄じゃない。楽しんじゃいましょう、自己満足を。」

 

この言葉がとてもぐっときたんです。ネイルは誰かに見せるためのものでもないし別にしなくてもいいものではあるけれど、自分の爪が彩られるだけで自分の気分が上がるならそれにかけた時間もお金も無駄じゃないし、このちょっとした自己満足は大切なんだなと思いました。これはネイルに限った話じゃなくて、メイクやお洋服とかにも共通することだと思います。

 

他にも、自分の好きな濃いメイクよりナチュラルメイクのほうがいいと周りに言われて悩む女性や、男性から派手な身なりをいじられ好きなメイクを楽しめないでいる女性、おしゃれを思い切り楽しむ女性に影響されて変わっていく女性など、色々な登場人物が出てきておもしろいですし、コスメ好きな方は見ていてワクワクする部分があるのではないかなぁと思います。paraviで全話配信していますし、番外編で神崎恵さんが尼神インターの誠子さんにメイクをしたり、アカリンと横澤夏子さんがネイルをしたりする『おさらいメイク講座』もあるので気になった方はぜひ見てみてください!

 

 

 

 

そしてここからはわたしとメイクの話。なが〜くなるしこれも自己満足なので究極に暇な人は読んでやってください。

 

 

わたしはコスメがだいすきです。見るのも好き、使うのも好き。ネットで情報収集したりお友達とコスメの話したり、YouTubeメイク動画見るのもめちゃくちゃ好き。

 

でもメイクを始めたのはほんと最近で大学入学からでした。高校の時は運動部で部活一筋!常にジャージ!みたいな田舎者だったのでメイクなんてしたことなかったしコスメ持ってなかったし。でも大学に合格して「大学入ったら毎日メイクばせんといかん…!」(←急に出る田舎感)と思って、すでにメイク術を身につけていた友人に付き添ってもらってメイク道具一式を揃えに行きました。メイベリンのマスカラ、インテグレートのアイシャドウetc…そしてその友人との卒業旅行の2日目の朝にベースから全てやり方を教えてもらったのが人生最初のフルメイクでした。その時はパウダーファンデとフェイスパウダーの違いも分からず、親に貰ったエテュセのフェイスパウダーをファンデだと思っていたのでファンデを友人から借りた記憶があります(笑)

そんな感じだったのでメイク始めたばかりの頃はメイクは"しなくちゃいけないもの"だったしあまり楽しんでなかったなぁと今では思います。

 

その意識が変わったきっかけはジャニーズのライブや舞台、いわゆる"現場"でした。田舎に住んでた時よりも上京してから現場に行く回数が格段に増えて"ジャニオタ"を見る機会が増えたんです。前はもう滅多にない現場だから周りを見る余裕なんてなかったけど、少し現場の雰囲気に慣れてきた頃、ジャニオタさんたちをよく見てみるとみんな着飾っていてかわいい…おしゃれ…わたしも……って思い始めたのが始まりだったと思います。

その頃は自由に使えるお金なんて少なかったのでTwitterとかMERYで「プチプラ コスメ おすすめ」とかで検索してドラッグストアでCANMAKEやちふれセザンヌを買ってました。(プチプラなのに優秀ですよね!)そして新しい色に挑戦してみたり、塗り方を変えてみたりするうちに少しずつメイクが楽しくなっていきました。

そして完全にコスメ沼にドボンしたのが初めてデパコスを買った時。親にプレゼントか何かで買ってもらったJILL STUARTのアイシャドウが人生初デパコスでした。テンションの上がるパッケージ、香り、質感、色味……なんじゃこりゃぁ!!状態です(?)。この時の体験と同じような描写が『だから私はメイクする』の1話にあり、ちょっと自分と重ねて見てしまいました。

そこからはもっと良いものないかな、世の中にはどんなものがあるのかなと漁っていき……今に至ります。

 

そう思うと、わたしはジャニオタをしてなかったらメイクをすることが苦になってたままだっただろうし、素敵なコスメにも出会ってなかったし、自分の気分を上げる術を見つけられなかったのかもしれない…… 嗚呼、ジャニオタで良かった。(笑)

 

社会人になってからはほぼ毎日メイクをします。メイクをすることがマナー、みたいな風潮もありますし、すっぴんで出歩けるような顔してませんし。(笑)その毎朝のメイクもめちゃくちゃ嫌、ってことはないですけど暗黙の了解的な感じで使う色味や種類は限られているので気分は正直上がりません。仕事のスイッチは入りますけど。

やっぱりわたしは休日にする自分の好きな色やコスメを使ったメイクが好きだし、現場の朝にいつもより念入りにするメイクが1番好き!その日にある、ずっと待ち遠しかった現場のことを考えながら、顔に色を乗せていく過程も、ちょっと奮発して買ったコスメを使う瞬間も、いつもより少しだけましになった自分の顔も、その全てがわたしの気分が上がる最高の自己満足になっています。

だからわたしはメイクする。

 

 

 

 

 

 

 

………何の話?(笑)

 

まぁ、ドラマを見ていろいろ考えたこれまでのわたしとメイクの話です。

最近はマスク生活なので正直メイクをする意欲が落ちたり、それまでより手を抜いたメイクをしていたりしましたが明日のメイクはちょっと気分の上がることをしてみようかな〜と思います。